外面の塗装色は、GX形・S50形はグレー、それ以外の接合形式は黒が標準となっています。
①曲管
- 管路を上下、左右に曲げるために使用。
- 曲がり角は 90゜、45゜、22 1/2゜、11 1/4゜、5 5/8゜があり、それ以外の角度は曲管の組み合わせで対応。
- GX形、NS形及びUF形は両受曲管が規格化。
②二受T字管
- 管路の分岐のために使用。(管網配管では多数使用)
- 一つの本管径でも枝管径が多数あり、品種が多い。
③フランジ付きT字管
- 空気弁、消火栓を設置するために使用。
- 管の浅層埋設のために浅層埋設形フランジ付きT字管、管内夾雑物の排出のためにうず巻き式フランジ付きT字管が規格化された。
④排水T字管
- 管路内の排水のために使用。
- 継手部はすべてが受口である。
- 管内水をすべて排水できるように枝管を管底に設置している。
⑤片落管
- 管路の径を変えるために使用。
- 受挿し片落管(呼び径の大きい方が受口)、挿し受片落管(呼び径の大きい方が挿し口)の2種類。
- 管径の組み合わせが多数あり、品種が多い。
⑥継ぎ輪
- 最終継手接合箇所の「せめ(結び)配管」や受口の向きを変更するために使用。
- 継手部は両方受口である。
- 構造部との取り合い部などで大きな変位を吸収するために用いられることがある。
⑦短管1号、短管2号
- フランジ継手(バルブ等)との接続のために使用。
短管1号 : 受口+フランジ
短管2号 : 挿し口+フランジ
⑧栓・帽
- 管路の末端に蓋をするために使用。
栓 : 受口に取り付け(K形、T形、NS形呼び径500以上)
帽 : 挿し口に取り付け(NS形呼び径450以下、GX形)
※施工性により栓ではなく、帽の形式となった。 - 栓、帽には、空気抜き、水抜きの穴が設けられている。
- 布設工事後の水圧試験のための仮蓋での使用も多い。
⑨らっぱ口
- 配水池などでの流入口、流出口のために使用。
- 接続はフランジ継手。
⑩フランジ形管
- バルブ及びフランジ形管同士の結合に使用。
- 呼び圧力は7.5K・10K・16K・20Kがあり使用圧力で選定する。
- フランジにはRF形(大平面座形)とGF形(溝形)があり、「RF形-RF形」・「RF形-GF形」の組み合わせで使用する。
- 7.5Kの呼び径150・300・350はボルトの本数が4の倍数ではないので穴振りに注意が必要である。
(呼び径150は6本 呼び径300・350は10本) - フランジ形管は主に浄水場などの施設内配管に使用されることが多い。